レーザーによる色素治療
しみは紫外線などの刺激により、メラノサイトから生成されるメラニンが、排せつされず、皮膚内に滞留することで形成されます。しみを作らないためには日ごろのUVケアが非常に大切です。
レーザー治療は、このメラニンに反応する特殊なレーザー光を照射することで、しみの原因であるメラニンを選択的に破壊する治療です。
ルビーレーザーは、色素レーザーの中で最もメラニンの選択性が高い強力なレーザーです。
そのため、薄いしみや深い部位に存在する、あざにも効果的に治療が可能です。
照射面が均一で、ムラの少ないレーザー照射が可能です。
これにより、照射後の合併症である炎症による色素沈着を最小限に抑えることができます。

機器の特性もさることながら、レーザー治療をする上で最も重要なことは、定期的な機器のメンテナンスを行うことと考えております。レーザー治療は少しの出力の変動で、予期せぬ副作用が起こる可能性もあります。当院では定期的なメンテナンスを行い、最適な環境で治療をすることを心掛けております。
QスイッチRubyによるシミ・あざ治療について
効果・こんな方におすすめ
- 境目がハッキリとしたシミを取りたい方
- アザが気になる方
- 回数少なく治療を終えたい方、通院が困難な方
- 当院では冷風機を使用し、疼痛緩和、皮膚の保護、色素沈着の軽減に努めております
自費診療:
日光性色素斑
遅発性太田母斑(ADM)
保険適用:
太田母斑・伊藤母斑(ADM;遅発性太田母斑は除く)
異所性蒙古斑
外傷性刺青
※ご不明な点がございましたら、お気軽に医師または当院へお問い合わせください。
治療の流れ
1. 問診表記入 簡単にお悩みなど確認事項のご記入を頂きます。
2. 洗顔 メイクを落として頂きます。
3. VISIA肌診断機、ダーモスコピー等にて撮影、カウンセリング(10分程) お肌の悩みや治療方針、リスク説明等、医師が診断・カウンセリングします。
4. 必要、ご希望に応じて麻酔塗布(20分程) お痛みに弱い方や、広範囲治療の際に麻酔クリームを塗布します。
5. 施術(1分~10分程)※治療範囲による 治療目的やお肌の状態、皮膚の厚さ等に合わせてレーザーを当てていきます。
6. 施術後(5分程) 治療箇所にテープ処置し、軟膏を塗布します。※スポッツカバー(塗る絆創膏)は別料金となります(1本2,200円)
7. お会計 治療が終わりましたら受付カウンターでのお会計にて終了です。お疲れさまでした。
8. アフターフォロー 治療2週間後に経過診察をお願いしております。色戻り(炎症後色素沈着)がある方には、美白剤としてトラネキサム酸クリームやハイドロキノンクリームを処方しております。
トラネキサム酸TAホワイトクリームMD 10g | 2,750円 |
ハイドロキノン4% ナノHQクリームEX 5g | 2,200円 |
治療料金
しみ(色素斑)3mm以下 | 5,500円 |
しみ(色素斑)4mm~6mm | 7,700円 |
しみ(色素斑)7mm~9mm | 9,900円 |
しみ(色素斑)10mm | 13,200円 |
母斑・あざ(太田、扁平、蒙古斑、外傷性刺青) ※ADM(遅発性太田母斑)は保険適用ではございません。 |
保険適用 |
- 当日施術の場合は、初診料はかかりません。カウンセリングのみの場合は初診料3,300円、再診療1,100円がかかります。
治療経過、リスクと副作用
治療後3日~1週間程でカサブタができます。
治療後1週間~2週間程でカサブタが剥がれていきます。
カサブタが剥がれた後は一時的に色戻りすることがあります。
主なリスク、副作用は下記の通りです。
- 一過性の発赤
- 色素沈着
- 水泡形成
- 色素脱失(ごく稀な副作用)
症例紹介
①30代女性 日光性色素斑12mm大 治療回数1回 かかった治療費 18,700円
リスク・副作用:一過性の発赤、色素沈着、水疱形成、色素脱失
Before After(治療4か月後)
②20代女性 ADM(遅発性太田母斑)治療回数1回 かかった治療費 114,200円
リスク・副作用:一過性の発赤、色素沈着、水疱形成、色素脱失
Before After(治療5か月後)
QスイッチRuby シミ・あざ治療 よくあるご質問
しみはレーザー治療で取ることができますか?
しみには様々な種類があります。全てのしみにレーザーが適応とはなりません。正しい診断と、それぞれに適切な治療方法を選択すれば、高い効果を得られます。当院では医師の診断の元、レーザーが適応の場合にのみレーザー治療をご紹介させていただきます。
痛みはどのくらいですか?
輪ゴムではじかれるような痛みがあります。お痛みが気になる場合は麻酔クリームをご用意いたします。(別途麻酔代がかかります)
しみ治療は保険適応ですか?
しみ治療(遅発性太田母斑:ADMを含む)は原則自費診療になります。アザ治療(太田母斑、異所性蒙古斑等)は保険適応になります。
しみ治療をする上での注意点はありますか?
しみ治療の一番の大敵は紫外線になります。UVケアを日頃よりこまめに行ってください。治療前後は特にUVの刺激が強くなるような場所への外出はお控えください。日焼け後のお肌にレーザーを照射すると、強い炎症、色素沈着、色素脱失の原因となります。
どのくらいでしみが改善されますか?
しみの経過には個人差があります。レーザー照射後に一時的な炎症による色素沈着ができることがあります。色素沈着が場合、通常3~6か月位が目安になります。術後のケアも非常に大切です。患部への刺激をさけ、UVケアを行うことが重要です。また、美白剤などを併用することで色素沈着の改善が促進されます。
IPLとレーザーの違い
IPLはお顔全体に光をあてて徐々にスキントラブルを改善する治療です。
全体のスキントーンは改善されますが、比較的大きなスポットのしみは取り切れないこともあります。
レーザーは、非常に強いエネルギーをピンポイントに照射することで、一度の照射で取り切ることを目的とした治療です。
気になるしみにスポットで治療することに適しています。
また、IPLと違いお肌への負担が大きくなるため、照射後にかさぶたが形成されます。そのため軟膏を塗布し被覆材などで治療部位を数日覆う必要があります。しみは紫外線などの刺激により、メラノサイトから生成されるメラニンが、排せつされず、皮膚内に滞留することで形成されます。しみを作らないためには日ごろのUVケアが非常に大切です。
レーザー治療は、このメラニンに反応する特殊なレーザー光を照射することで、しみの原因であるメラニンを選択的に破壊する治療です。
Rubyレーザーは、色素レーザーの中で最もメラニンの選択性が高い強力なレーザーです。
そのため、薄いしみや深い部位に存在する、あざにも効果的に治療が可能です。
おすすめの併用治療
・M22フォトフェイシャル(色ムラ、全体のスキントーンアップ、肌質改善、赤み)
・HIFU(たるみ、引き締め、リフトアップ)
・HIFUシャワー(毛穴の引き締め、眼の開き、小じわ、ハリ弾力)
・ケアシスS(くすみ、肝斑、色素沈着、にきび改善)
・ケミカルピーリング(毛穴の詰まり、肌のざらつき、ニキビ改善)
コンビネーション治療症例
30代女性
治療:Ruby照射1回、M22フォトフェイシャル照射2回 ケミカルピーリング2回
1回概算治療費:57,200円(Ruby1か所+M22フォトフェイシャル1回+ケミカルピーリング1回)
リスク・副作用:一過性の発赤、色素沈着、水疱形成、色素脱失
Before After(治療4ヶ月後)
